している

日本語の文法について1つ勉強になったことがありました。 「~している」という意味には2つ意味があり 一つは「遊んでいる」という現在進行形を表し そしてもう一つは「太っている」という状態を表しているのですが、 私達はその違いを、全く念頭に置くことなく使っていますよね。 日本語を学習している現地の方から、この二つの違いがちょっと難しいと言われた時に、初めてその両者の意味の違いに気づきました。 確かに意味合いとしては違う、言われてみたら全くその通りだなと。 彼はつづけて電気の話をし、 「付いている」「付けている」「付ける」の違いが難しいということでした。 電気がついている、電気をつける、電気をつけている。 私達は至極当然のことながら、上記3つの違いを分かっているし、むしろ分かってなかったら相当にマズイのですが、学習者からすると確かに複雑を極めるんだろうなと感じました。仮にひとつひとつの意味を分かっていたとしても、一気に出されるとその違いがぼやけてしまうのだろうなと。これはまさに私たちが英語学習で感じているややこしさ・難しさに通ずるところがあるのでしょうね。 その言葉を、実際その意味が指す動作と一緒に覚え、またそこに自身の感覚を馴染ませていくことは、語学習得に於いては本当に大事なんだと認識させられたお話でした。とても興味深いお話だと思いました。 翻って自分を考えてみると、英語を学んでいる私は、一体今後それをどの程度自分の肌に馴染ませていけるのでしょうね。勝てる見込みのないとてつもなく大きい相手に戦いを挑んでいるような気にもなりがちです。 しかしながら考えても仕方のない事なので、自分が出来うることをやるしかないとも思います。習熟度が例え鍾乳石の出来具合のようだとしても(笑) きっと英語を話すというより英語で何かを話すという方向にフォーカスしていくと、また違った見方になるのでしょうね。 色々と考えさせられることが多いお話でした。