布団の中で

昨日、娘が強くパパに怒られたことがありました。 怒り方が力強かったからか、それまで見せていたいつもの強い反抗心が一気に鳴りを潜め、娘は逃げるように別室へ。 居間にもいないので、ベットの部屋かな、と私も思いながら他の作業をしていたのですが、あまりにも部屋から出てこないので、娘の様子を確認しに行ったところ…

ベットの中央で毛布をかぶり横になっていました。 娘の身体で、敷かれた毛布がちょこんと小高い丘のようになっていました。

風邪ひいたのかなと思って、どうしたのか訊いたところ 「あのね、横になってると、お水を美味しく飲めるんだよ。だからこうやって寝ているの」 と切ない表情をして。

何故毛布にくるまりながら、涙ながらに全く関係のない水の話なんかするのだろう。 「…もしかしてパパに怒られて悲しくなっちゃった?」 と訊いてみたら、数秒後、静かに頷く娘。 「怖かったの。」 と、顔をみるみる赤くさせ、こぼれてくる涙をちょんちょんと布団で拭きながら、ポツポツと話し始めました。

なぜ怒られたのかは分かっているようです。

「それならもうパパもママも怒っていないよ」と伝えると 少しずつ布団から、少しずつその体制で横にずれ、少しずつベッドから出てきました。そのままパパが居る部屋に。

ついて行った私がパパに補足説明的に事の一部始終を伝えると 「そうなの、女の子だねぇ。。。」と。 だいぶうろたえた表情を見せていました。

女の子の男親は、こうやって女の子の心理を掴んでいくのですね。

※娘は仲直り出来て嬉しかったのか、その後いつもの二倍増しで調子込んだ態度を見せては、親の手を持て余していました。