パスポート更新

I have renewed my daughter's passport for the first time in other country, that is, in NewZealand. The passport is valid for five years. When I applied the renewal, I wrote her signature on the form on behalf of her. Having written her name, I thought it would be my last time as my daughter will be twelve years old then and she will be able to write her name. I feel happy and a bit of sad.

娘のパスポートの更新のため、先週領事館に行ってきまして、昨日新しいパスポートを受け取ってきました。 必要な書類は日本に居た頃よりずっと少なく、パスポートと娘の写真と申請書くらいでOKでした。戸籍謄本も、パスポートの記載内容に変更がある場合は必要でしたが、娘の場合は全く変更なしという事で不要でした。 申請から受け取りまで1週間。子供だったので68ドルでしたが、申請4月分からは料金が70ドルになるそうで、3月末に申し込んだ私たちはその点かなりラッキーでした。 12973310_964684836979838_7441506513510377905_o

 

申請書に娘の名前を代筆で書いている間、次回のビザ更新はきっと私ではなく娘本人が自分の名前を書くんだろうな…と考えていました。 私には、まだ母乳を飲んでいた頃の赤ん坊だった娘が昨日のように思い出されるので、そんな娘が自分で名前を書けるようになるなんて、到底信じられないですが。そんな目覚ましい成長に、親としての喜びと、次第に自分の力を必要としなくなることに少し寂しさを感じたりしています。 親は事ある毎に、様々な感情や相反する思いを一気に抱える生き物なのですね。

仕上がったパスポートの娘の写真と、無効化されて返却されたモノの娘の写真を比べてみると、新しい方が明らかに表情筋がついて、顔立ちにすっきりした感が出てきました。最初の時の写真は眉・目・口が全て垂れていたのですが、今はシュッと幾分上向きです。 それもそのはず、最初のパスポートの時の写真が震災の年の夏、娘が2歳なりたての頃なんですね。有楽町の駅前にあるパスポート申請センターに、娘を抱っこひもで抱えて行ったことを、まだ鮮明に覚えています。そういえばあの頃は娘がカメラを怖がって号泣したら写真撮れなくなるし、どうしようかと散々親2人で気を揉んでいました。

そんな沢山の想いが詰まったパスポート、我が家の家宝となりそうです。そして来年は、感動の微塵もない私のパスポートの更新です。こうご期待!!!