娘は5歳にして昔話をするのが大好きで、今朝も朝食を食べながら昔話にきらびやかな花を咲かしては、反面、ご飯を口に運ぶのはアナログ回線でビジー状態になるくらいに遅い足取りでした。
そんな娘がパパの指輪を見て
「なんでウネウネしてるの?」と娘。
「これはそういうデザインなんだよ」
「ふーん」
そして私の指輪を見て
「なんで同じ指輪をしてるの?」
「同じお店で一緒に買ったからだよ」
「あははっ!?同じお店で買ったのォォ!?(爆)」
驚くべき点を全く見いだせない両親でございます。
そんな流れでパパの昔話に。パパはその昔四捨五入して20歳の頃、買ったばかりのiPOD(当時5万円)をジーンズのポケットに差し、音楽を聞きながら出勤しました。その日は雪の降る冬の日でした。
遅刻してはいけないと急いで玄関を出て階段を下りる際に、雪で足を滑らせ、反動で思いっきり尻餅をついたそうです。気に入っていた服も汚れてしまったのですが、戻る時間もないのでそのまま急いで駅に。ようやく電車に乗ると、いきなり音楽が聞こえなくなり、慌てて確認すると、iPODの液晶画面が全面的に壊れていたそうです。臀部で液漏れするまで壊した模様。きっとパパに言わせると「スーパーウリアッ上」の勢いなのでしょう。
慌てたパパは、早速修理センターに送ったそうです。3日で戻ってきて「さすがアップル!さすがちゃんとしたメーカーは違う!!」と感激しながら箱を開けて確認すると、自分が壊した端末と共に「自分のお尻で壊したものは補償外」という主旨が、ものすごくオブラードに包まれて書かれていたそうです。
その話を聞いて、娘が顔を真っ赤にして泣きそうに。
どうしたのかな?パパが可哀そうになったのかな?と聞いてみると
「洋服がかわいそう、お気に入りのお洋服が可哀想だよぉぉ!!!」と、もう赤子のように泣きじゃくり始めました。
そうか、娘はiPODより服か!(゚Д゚)
このセンスの違いが興味深くもあり、しかしなぜそこまで泣くのか親心として心配な所もあり、しかし数分後に笑っていたのでまぁ深刻になるほどでもないのかなと思ったりした朝でございました。