日本語を覚えていてね

最近とみに英語の力が伸びている娘。 昨日は、買い物から帰宅する際に見つけた穴を指して 「見て、rabbit houseだよ。」 と。 ちなみに私は英語に関しては全く何も教えていません。 Rabbit がウサギで、Houseが家だという事も私は教えた覚えが全くありません。

教えていないのに15くらいまでは多少間違ってはいても(でも考え方としては合っている)英語で数えられるようになったし、むしろ英語で数えることが多くなりました。

驚くことには、娘が英語で話している時、自分の話している言葉が英語だという自覚があまりないこと。という事は日本語を話す感覚で英語を話しているのでしょう。

そんな娘に今朝、手をつなぎながらお話をしました。

「英語を覚えるのはとても素晴らしいし、ママもとても嬉しいんだけれど、日本語は忘れないで、大切にしていてね。」

「○○ちゃんはこれから英語がすごく上手くなると思うけれど、ママはそこまでもう上手くなることはないから、○○ちゃんが日本語を忘れてしまったら、ママは○○ちゃんが何を言ってるのか完全には分からなくなっちゃうし、大好きなばあばは英語が出来ないから、もう話せなくなっちゃう。もちろん大好きな□□くん(大阪の幼稚園のお友達)ともね。」

「だから英語も大切だけれど、日本語はこれからも覚えていてね」

それを聞いた娘は、予想外のことにかなり驚き(自分が話している言葉が日本語から外れているかもしれないという驚き、その言葉に私達やばあばが追いつけなくなる日がやって来るはずはないという、子供ならではの発想)、泣き出してしまいました。「日本語忘れたくないよ~」と。

日本で生まれ数十年と日本語で話してきた私も旦那。そんな私達と一緒に暮らす以上、日本語を忘れることはまずないとは思っていたので、 軽く心に留めておいてくれれば良いなと切り出した話で娘が泣いてしまったのは、全くの私の予想外でしたが(私が少し落ち込みました・笑)、娘は「沢山日本語話せるようになって、漢字も練習して、ママみたいになりたい!」と。

海外で生活すると、日本にいた時とはまた違った心配も出てくるのですね。日本語の立ち位置については今後も考えていかないといけない課題だなと思いました。