震災後、初めて放射能が危険だと感づいてきた時。
被曝には外部被曝のほか、内部被曝もあり、 内部の方が怖いんだと知りました。
「それじゃ今のうちに震災前のものを買った方が良いよね？」 と手探りながら、それから色んなものを買い集めていました。 昨日、その買いだめしていた中の、 三陸沖で獲れたサンマの水煮の缶詰を食べました。 魚って本当に美味しいですよね。大好物でした。
娘に 「これは原発事故前の、安心な魚だから食べてね」 と伝えたら 「放射能は、はいってない？」
「入ってないよ」 と答えると、美味しい美味しいと食べだしました。 果たして、娘はこの先長い人生で 魚を安心して食することが出来るのだろうか。 最悪もうこの缶詰以降、食べられないのではないか。 …自分たちが美味しいと感じるものを、次世代に受け継げないのは 本当に寂しいものですね。 汚染水の海洋放出のニュースを思い出しながら、 色々と想いにふけってしまいました。
