逆に

「逆に」という言葉が、今、娘の中ではアツいようです。 それを使う事で何やら大人のような気分になるそうで。

それ故、娘が発した言葉の色んなところに「逆に」という言葉が出てきます。「逆に」という言葉は、基本的に今まで述べてきた内容を逆説的に捉え次の内容に続けるという意味でしょうが、娘はそういう事は案の定知らないようで、頻繁に不必要な所にその言葉を差し込んではご満悦の表情を惜しげもなく表してきます。 今日もこんなことを言っていました。 「パパのトウモロコシは熱いけれど、逆にこのサンドイッチは冷えてるよ」 正直何故そこで敢えて「逆に」を使うのか、というトコロですよね。オトナの感覚として。 でもこうやって覚えたことを所構わず使っていくって、これこそ言語習得の王道なのかなとも思いました。私がまだ小学生の頃、覚えたての「はしたない」という言葉に心底ワクワクして、「はたしない」と勘違いしたまま周りに散々言いふらした時のように。 本当に子供らしいですよね。 いつまでもこの子供の気持ちを忘れないで欲しいなと思うひとときでした。