手はポケットの外に出すように

タイトルのように口を酸っぱくして娘に伝えてきたのですが、 娘は ・「はいはいはい」とぶっきらぼうに言っては渋々従うか ・「なんでー!いいじゃん」とはぐらかそうとするか どちらかでした。

そして今日という日を迎えました。 出先で急いで信号を渡ろうとしたときに、娘の手はポケットにイン。 そのまま走っていたんですね。 そうしたら躓いて転んでしまいました。

危機一髪、顔が地面に着く直前に手が出て、顔打撃は免れたんですが、娘は手が出なかった状況が相当怖かったようです。 その怖さから、強打してもジーンズのおかげで傷一つ負わなかったにも関わらず、恐怖におびえた表情で「膝!血が出たかも。。。!」と、散々私に訴えてきました。確認し「血は出てないよ」と言っても、それを聞いて「ああ、そうなのね、それは良かった!!」という事にはならないんですね。

私には分かるんです。きっとそんな事よりも、「ああ怖かったんだねぇ。切なかったねぇ。辛かったねぇ。」と心底切ない感情に寄り添って欲しかったのでしょう。 …ここで抜かしてはいけない事は「怒られることなし」に。 しかし散々私を無視してきた娘には、ここで「手を入れたまま歩くこと」の危険性をしっかり伝える必要がありました。 ここが娘には気に食わないんですね。

その後30分ほどずっと怯えた顔をしては、いかに自分が怖い思いをしたかを伝えてきました。しまいには手のひらに指を突き刺して「ほら痛い!!」と。転んだことと全く関係ないですよね。 とりあえず伝えるべきことは伝えたので、その後は娘のフォローに回りました。

兎にも角にも女の子は一筋縄ではいかないものですね。