ハチとアボカド

最近玄関先の鉢植えの四隅に、謎の葉っぱが芽吹いてきました。 そしてそれはグングンと成長し、立派な葉を太陽に向かって伸ばしています。 すべてが全く同じ形状の葉なので、恐らく同一の植物かと推測していますが、正直何のモノなのかサッパリ分かりません。その植物について外出時の玄関先で諸々準備している間、旦那と話していました。

娘も近くに居ましたが、娘は娘で違う事に心を全て奪われておりました。 そう、それは近くにとまっている弱った蜂のことです。 全く動かないかと思うと、定期的にその体制を変えたりしているようですが、飛び立つ気配が全くありません。相当に弱っているのでしょう。

娘はそれが気になって気になって。 気になって気になって娘は、私たちが「もしかしてアボカドの葉じゃないのか」と話しているところを真っ二つに分けて入り、私達の会話毎に自分の意見を容赦なく差し込んできては、私たちの会話を完全に無自覚で娘の方に持って行こうとしました。

私「今ググったけれど、葉の造りが違うよ。こっちギザギザでこっちなめらかでしょ?」 娘「でもさ、定期的にピクピクって動いているんだよ。」 パパ「そうか、じゃあアボカドじゃないのかなぁ。」 娘「生きているんだよ。」

ギザギザの葉っぱはピクピク動いているけれど、アボカドじゃない。何故ならそれは生きているから。 …と結論付けられそうな話し合いですが、全く噛みあっていません。

いつしか会話の統一性が保たれることを切に願います。