3年後

今日は311です。 地震のあった瞬間に黙祷を捧げました。

その当時私は家にいました。 地震直後、経験のない酷い揺れに、初めて地震を恐ろしいと感じ 当時1歳の娘をエルゴで抱っこし、 靴下のまま1階まで逃げてきました。

靴箱も目の前に倒れてきて、玄関を塞いでしまったのですが 正直どうやってそれをどかして逃げたのか、 記憶がありません。 その後余震に怯みながら家に戻り靴を履き直し、 一目散に亀有駅前のミスドに避難しました。 揺れている両さん像を見ながら、途方にくれる私。 幸い私はウィルコムを使っていたので、 旦那と通信障害にならず、電話は出来ました。 旦那は新宿で散々電車やバスを待ち、やがて待つことを諦め 徒歩で帰ってきました。 余震におびえる娘を抱っこし、 娘の大好きな歌を歌いながら、 エルゴで娘を抱っこしたまま一晩を過ごしました。 まるで昨日のように目に浮かびます。 この事を私は一生忘れないでしょう。 でも私のこの辛さは、東北で被災された方々に比べたら 本当に小さいものだと思っています。 東北で震災により亡くなられた方々の、ご冥福をお祈りいたします。 残されたご家族様の傷が、一刻も早く癒えますように。 そしてこの国が、一刻も早く 本当の意味での復興は何なのか、を理解しますように。 復興に宛てられた税金が、ドラマの製作費に充てられるなんて 心底バカなマネをもう繰り返しませんように。