悔しかった

パズルが大好きな娘。 昨日遊んだパズルはちょっと難易度が高いものでした。 一生懸命頑張ったのですが、結局タイムアウトに。 タイムアウトの音が聞こえた途端、 娘は何やら足早にそれを片付け、 私に、さも「普通」を装い「あのね。もうやらないって決めたから片付けたの。」 と言いだしました。 いきなり言いだしたものですから 私もさっぱり意図が掴めず、 「出来なかったの?」と聞くと 「ううん、出来た。片付けるの。」 と普通を装う娘。 普通を装う。 そう。娘がコントロールできたのは顔の表情までで、 目が明らかに怒っていたのです。 なんかきっと腑に落ちない事があったんでしょう。 ですが、何をそんなに怒ってるのか分からないし、 本人も言う気がなさそうなので、ちょっと放っておくことに。 娘はそれが気に食わなかったらしく 座った体勢からふて寝よろしくゴロンと勢いよく転がり、 「終わりにしないで!!」と怒りだし、 それをきっかけに、朝からあった様々なことで 私に因縁をつけ始めました。 「ママ!!なんで朝、○○とおてて繋いで布団から出なかったの!!??」 「そんなこと知らないよ、朝に言ってよ」と言うと 「知ってるでしょう!!??」 何を言っても怒っているので、放っておくと、 今度は「知ってるんでしょう!!」と寝ながら地団駄し始めました。 カスッカスに足が宙を舞うので、思わず笑ってしまいました。 「…ねぇ、○○ちゃん。もしかしてパズル出来なくて悔しかったの?」 「悔しくない!!」 「じゃ何でそんなに怒ってるの?」 「怒ってないって!!」 「…悔しかったんでしょ?一生懸命やったのに出来なくて。」 小さく頷く娘。 うなづいた途端、目からボロボロと涙がこぼれ出し、 私に抱っこされに駆け寄ってきました。 抱っこすると私の胸に頭を埋め、わんわんと大泣きに泣きだしました。 「頑張って出来なくて悔しかったんだよね。分かるよ、ママも同じようにとても悔しい気持ちになったこと沢山あるよ。 でもね、もうヤダって思ったし、すごく悔しかったんだけど、頑張って一回やってみたんだ。そしたらね、出来たんだよ。その時はすっごく嬉しかった。頑張ったからとっても嬉しかった。○○ちゃんも、また今度やってみようね?」 頷く娘。 その後も30分くらいは私のそばから離れようとしませんでした。 赤ちゃんのころから今までもこういう性格はありましたが、 ここまで悔しがるのは初めてです。 娘は更に負けん気の強い子に成長しました。 でも負けん気が強いのと一緒に、本当にとても頑張り屋さんの娘です。 頑張るからこそ悔しいんでしょう。 これって、本当に良い事だなと思いました。 女の子だから大人しめに育ってくれたらと 赤ちゃんのころから思ってきましたが、 それとは対極を行く娘の性格。 これからまた因縁つけられることもあるかと思うと憂鬱ですが、 でも、これからの時代を生きていくにはこれ位が丁度いいのかもしれませんね。 ええ。↑は私への慰めもあります(笑)